ご挨拶
皆さん初めまして。
尼崎大庄にこの度開業させて頂くことになりました「しぎょう循環器内科・内科・皮膚科・アレルギー科」の執行 秀彌(しぎょう ひでや)です。
実は小学生のころによく自転車で武庫川を渡って浜田球場の阪神タイガースを見に行っておりました。球場が移動してからもボーリングに行ったりしていたので、すれ違ったりしたことがある方もいるかもしれません。
本日は数ある循環器内科・内科、皮膚科のホームページの中から当院のホームページをご覧頂き、ありがとうございます。お困りのことがありましたら何でもご相談ください。
私が医師になった理由と目標
元々医系一家に生まれ、医師という存在は非常に身近ではありました。しかしそこまで強く考えたことはなく、幼稚園のころはアンパンマンやパイロットといったよくあるものになりたいと思う月並みな子供でした。
一変したのは忘れもしない阪神淡路大震災です。未明に突然の大きな揺れ。心臓がバクバクして起きました。父は医師ですが、家の被害を確認するよりも先に往診バッグを持って外に飛び出していきました。その後を追うと、辺りは壊れてぺちゃんこになった家がそこら中にあり、その脇で痛みに必死に耐えている人、建物の中からの助けを呼ぶ声、亡くなってしまった方。昨日までの平和は一瞬で吹き飛び、地獄に落ちたのかと思うありさまでした。父は即座に診察、治療を始めました。普段はどこか頼りなく思っていた父のてきぱきと処置をする姿と、それに対する人々の感謝する姿をみて妙に誇らしく、胸が熱くなったことが始まりです。
中学高校と甲陽学院に進学しましたがあまり成績は振るわず、あまり病気をすることもなく医師になるという目標がすこしぼやけてしまった時もありましたが、何とか受験生のときは頑張れて大阪市立大学医学部に入学しました。
医学部に入り医師になることが決まったら次は何科の医師になるかという一生を決める選択をするのですが、自宅は耳鼻科であり当初耳鼻科になろうかくらいに思っていました。しかし運命的な授業に出会います。そこでは「日本人の死亡原因の第一位はガンだが大腸ガンもあれば前立腺ガンもある。すべての種類のガンをひとつの科で診ることはできない。しかし2位、3位が心臓死、脳血管死とともに血管死であることから心臓血管を扱う循環器内科がすべての科目で最も命を救うことに直結している」という循環器内科の先生の言葉でした(他科の先生の様々なご意見があると思いますのであくまでその先生の一意見です)。
あの阪神淡路大震災の日、医師を志したきっかけである突然の理不尽な死から救うこと、そして笑顔にすることに直結するのは循環器内科だと雷が落ちた様に確信し循環器内科を志望する事としました。
また「心臓だけ診れても患者さんは救えない。心臓は勿論総合的に患者さんが診れる総合循環器内科医がこれからは必要となる。大学にいては専門バカになる」と言われ、循環器内科を専門とした全身を診れる総合内科医を目指すことを決めました。
まずは総合内科医としての研鑽を積むことに決め総合診療のメッカであった市立堺病院(現堺市立総合医療センター)にて医師生活をスタートさせました。病院の前にある家に帰る暇がないほどの忙しさでしたが僕の総合内科医としての基盤が培われた2年間でした。今では総合内科医は増えていますがしっかりとした教育を受けているひとはまだまだ少ないのが現状です。総合内科としてしっかりと教育を受けられたのはかけがえのない経験でした。
次は循環器診療を勉強するべく、言わずと知れた最高峰、国立循環器病研究センターの門を叩きました。国立循環器病研究センターでは心筋梗塞、狭心症といった一般的な病気から人工心臓、心臓移植など一般病院や普通の大学病院では診ることがないような世界の最先端の治療に触れられる日本随一の病院です。循環器内科医としてこれ以上ない病院で診療できたのは本当に幸せだったなと思います。
その中で沢山の重症患者さんの治療を行い、お話を聞いていると「昨日までは普通だったのに何で自分が」と揃って口にし、その次に「まあ命が助かって本当に良かった。ありがとう」とどこか寂しそうに感謝をされました。笑顔になってもらうにはどうしたら良いだろう。重症化する前に病気を未然に防ぐ、最初の段階で治療することではないかという思いが強くなりました。そういった気持ちから、予防医学に有名な住友病院に入職しました。
住友病院では一般循環器診療を行いながら、どれだけ予防医療をしっかりできるかということに重点を置いた診療をおこなってきました。悪化しそうな患者さんを未然に防ぐことは勿論、心筋梗塞、心不全などを起こされ心臓がすでに弱った方の病気の再発をきめ細かい治療で防ぐということに拘りました。そういった治療は功を奏し、これまで数か月おきに入院していたのに担当が変わってから1年半も自宅で過ごせたと患者さんに感謝されたことは大変励みになりました。一方でご自宅の近くでの通院を希望されご紹介した方がすぐに悪化して戻ってきてしまうこともありました。そういった中で病院と地域医療との医療格差はこれ程まであるのかと実感しました。
そんな経験から私が安心して任せられる心臓、血管そして全身をしっかり診れる地域医療をすればその地域のお役に立てるのではないかとの思いでこのクリニックを開設することにしました。
今まで培った最先端の循環器内科としての知識、技術と総合内科専門医として全身を診れる安心感で地域の皆さんが健康で笑顔で過ごせるお手伝いが出来ればと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
院長はこんな人です
甲陽学院中学高校(85期)を卒業後大阪市立大学医学部を卒業。
市立堺病院(現堺市立総合医療センター)、国立循環器病研究センター、住友病院で一般循環器内科、総合内科診療に加え血管内治療、心臓リハビリテーションなどの専門分野に関して研鑽を積みました。
出身地:西宮市 1月生まれ 血液型 O型 やぎ座
好きな食べ物:ぎょうざ、焼肉、甘いもの全般、寿司
苦手なもの:レーズン、車の運転
動物占い:楽天的なトラです、のんびりしていますが好きなものには真剣に取り組みます。
趣味:野球観戦(虎党)、読書(カッコつけましたが、漫画から医学書まで)
最近うれしかったこと:子供が独り歩きできるようになって自分のところに飛び込んでくること。
院長略歴
- 2010年 大阪市立大学医学部卒業
- 2010年~2012年 市立堺病院初期研修医 (https://www.sakai-city-hospital.jp/)
- 2012年~2016年 国立循環器病研究センター心臓血管内科 (http://www.ncvc.go.jp/)
- 2016年~2019年 住友病院循環器内科 (https://www.sumitomo-hp.or.jp/)
- 2020年~ しぎょう循環器内科・内科・皮膚科・アレルギー科院長就任
- 2022年~ 医療法人社団 SHIGYO MEDICAL 理事長就任
院長、副院長の資格など
- 日本循環器学会循環器専門医
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本心臓リハビリテーション学会認定指導士
- 日本心血管インターベンション治療学会認定医
- 日本皮膚科学会皮膚科専門医
- 日本内科学会内科認定医
- 産業医
- 緩和ケア認定医
副院長はこんな人です
出身地:大阪府堺市 3月生まれ 血液型B型 魚座
好きな食べ物:アイスクリーム
苦手なもの:辛い物
動物占い:面倒見のいい黒ヒョウです。夫と子供の面倒ばかりみています。
趣味:子供と遊ぶこと。甘い美味しいものを食べにいくこと。
最近うれしかったこと:子供が「ママ」と言って笑いかけてくること。