こんにちは、循環器専門医の執行です。
あなたは健康診断の結果ついつい、血圧などの生活習慣病をついつい、困っていないからとほったらかしにしていませんか?
もし仮に同じ困っていないでも、自分がステージ1のガンと言われたら治療するのではないでしょうか?
生活習慣病のように「ほっといても大丈夫だろ!」とほっておくことは無いと思います。
しかし残念ながら血圧やコレステロールはほっておいてしまうこと人がいます。
そして 無症状のままある日、脳梗塞や心筋梗塞となるステージ4の状態 になってしまいます。
「そんなこと言ったって血圧やコレステロールは食事や運動を頑張れば良くなるかも知れないし!」
こんなご意見もよく言われます。確かにその通りです。
しかし、本当に大切なのは 高血圧や高コレステロール、高血糖の数字を良くすることではありません。
あなたが心筋梗塞や脳梗塞で苦しまない事が大切です。
その為には無症状で気づかない間に進んでいる動脈硬化を進めないように手を打つことが大切です。
それではどの時点で治療したら良いのでしょうか?
あなたの顔の形が人と違うように同じ血圧でも血管の傷み方は人それぞれです。
ですので血管が傷んでないかを確認して必要なら治療を受ける必要があります。
ちなみに当院では動脈硬化のステージを
- 血圧や採血結果のみが高い
- 血管が傷んでいる
- ふらつきや息切れ、胸痛がたまに出るけどすぐ治りほっている
- 心筋梗塞、脳梗塞、透析など
と考えています。
「 1 」 の段階ではお薬は確かに必要ない事が多いのですが、「 1 」 と 「 2 」 はなかなか普通には区別できません。
当院では本当に必要な方に薬を飲んでほしいし、不必要な薬は飲んでほしくないので、「 1 」 なのか 「 2 」 なのか綿密に検査を行います。
ちなみにほったらかしで知らない間に「3」か「4」になってしまい、そこから薬を飲みだしてもすでに血管はかなり傷んでしまっています。
是非ステージが早い段階での治療を受けてください。傷んでしまった血管は戻りません。後悔先に立たずですので、あなたが後悔しないために今できる少しの勇気で検査を受けてください。