こんにちは!しぎょう循環器内科皮膚科の執行です。
あなたは、ふと血圧を測定すると驚くほど高くて怖い思いをしたことはありませんか?
病院がやっていない時間に血圧が急に上がってどうしていいかわからない。不安ですよね。
そんな不安をすこしでも和らげられるように血圧が高い時の考え方をお伝えできればと思います。
血圧が高いだけでは焦る必要がない。何か症状がないが大切
高血圧ですぐに降圧が必要な状態というのは、血圧が非常に高く、身体の機能が損傷を受ける危険性がある状態です。
症状には頭痛、視力障害、めまい、息切れ、胸痛、吐き気、嘔吐、意識障害、浮腫み、乏尿などがあります。もし、これらの症状がある場合は、すぐに医療機関を受診することをお勧めします。
一方でこういった症状がない場合は焦らずに落ち着くことが大切です。というのも血圧が高いことは確かに長期間放置すると危険ですが、焦れば焦るほど血圧は上昇しますし、短期的に高血圧によって致命的なことが起こる場合は先ほどの症状が出ることがほとんどです。
安静にしても血圧が高止まりの場合は営業時間内に病院に行ってください。くれぐれも普段よりも多く血圧のくすりを勝手に飲んでしまわないようにしてください。
180/120mmHgを超えると危険!?
こういったことが言われていることがありますが、先ほど申し上げた症状がなければすぐに危ないことになる可能性は極めて低いです。
先ほど言った症状がなければ焦らずに落ち着いて安静にしてください。30分ほど安静にしても160/100mmHgを下回らない場合や、こういったことが良く起こるのであれば、毎回焦ってドギマギするのも辛いと思うので、すぐに血圧が下がる薬をもらっておくことも一つの手段です。
パニックがありどんどん血圧があがってしまうあなたはどうするべき?
不安がありパニックになるとさらに血圧があがってさらに不安になってと辛いですよね…。
原則は一緒です。先ほどの症状がない場合は落ち着いてください。落ち着けない場合は抗不安薬の服用で落ち着くのも手段です。抗不安薬の服用に関しては主治医に相談してください。
まとめ
血圧が高いときはまずは落ち着くことが大切
高い時に急ぐのは症状が大切。その症状は頭痛、視力障害、めまい、息切れ、胸痛、吐き気、嘔吐、意識障害、浮腫み、乏尿など。
安静にして下がらない場合は降圧薬を検討してもよい。自己判断で薬を追加しないように事前に主治医と相談を
以上
この記事を書いた医師
Dr. 執行 秀彌(しぎょうひでや)
しぎょう循環器内科・内科・皮膚科・アレルギー科 院長
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本循環器学会認定循環器専門医
大阪市立大学医学部を卒業後
国立循環器病研究センター病院や住友病院等を経て2020年4月に開業
最寄駅:JR立花駅(徒歩20分)および尼崎センタープール前駅(徒歩10分)