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高血圧のわたしはヨガをやっても良いの?勿論安全に注意してやれば高血圧によい!おすすめのポーズ6選!

しぎょう院長

こんにちは、しぎょう循環器内科・内科・皮膚科・アレルギー科院長の
執行です。



さて本日のテーマはヨガと高血圧についてです。

ヨガをすることで血圧が低下するのではという期待もありながら、

やり方によっては血圧が上昇するかもと言われて諦めていませんでしたか?

本日はヨガと高血圧の関係、するときの注意点、おすすめのポーズなどを紹介したいと思います。

他の疾患を抱えている方は主治医とも相談してから始めるようにしてくださいね。

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高血圧とヨガの関係

高血圧とヨガの関係については、いくつかの研究が行われています。

一部の研究では、ヨガの練習が高血圧の管理に役立つ可能性があることが言われています。例えば、2013年に発表された研究では、ヨガの練習が高血圧を改善するために役立つ可能性があることが示されました。研究に参加した人々は、ヨガを週に3回、1時間半ずつ練習しました。6か月後、血圧が平均的に下がっていたことがわかりました。

また、ヨガの練習がストレスを軽減することが知られており、ストレスは高血圧の原因となることがあります。そのため、ヨガの練習によってストレスを軽減することができれば、高血圧のリスクを低減することができる可能性があります。

ただし、高血圧の治療には薬物療法が必要な場合があります。ヨガの練習は、薬物療法と併用されることが多く、医師の指導のもとに行うことが重要です。また、高血圧やその他の健康問題を抱えている人は、ヨガの練習を始める前に医師と相談することが重要です。

高血圧へのヨガの危険性

一般的に、適切な方法で行われる限り、ヨガは高血圧の人にとって安全であり、血圧の管理に役立つことが示されています。ただし、無理なポーズや不適切な呼吸法を行うと、高血圧の症状を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。

例えば、高血圧の人が急激な動きや無理なストレッチを行うと、血圧が上昇してしまうことがあります。また、呼吸法が不適切な場合には、交感神経が刺激され、血圧が上昇することがあります。

そのため、高血圧の人がヨガを行う場合には、以下の点に注意することが重要です。

医師と相談すること 高血圧の人は、ヨガを行う前に必ず医師と相談し、自分に適したヨガのポーズや呼吸法を決めるようにしましょう。

穏やかなペースで行うこと 無理なポーズや急激な動きは避け、自分の体調に合わせて穏やかなペースで行うようにしましょう。

高血圧の人にとってヨガのポーズでおすすめは?

高血圧の人にとっては、血圧が上がりすぎないように注意しながら、穏やかなペースで行うヨガのポーズがおすすめです。以下にいくつかのポーズを紹介します。

ヴィパリータ・カラーニ(逆立ち)

https://yogajournal.jp

逆立ちは、下半身の血流を上げることで、血圧を下げる効果があります。ただし、初心者にとっては難しいポーズであるため、壁を使って行うなどの工夫が必要です。

スーカサナ(簡易座位)

スーカサナは、簡単にできる座位のポーズで、呼吸を整える効果があります。また、リラックス効果もあるため、ストレスを軽減することができます。

バッダ・コナーサナ(蝶のポーズ)

バッダ・コナーサナは、股関節を開き、骨盤周りの筋肉をほぐすことで、血流を改善する効果があります。ただし、膝の問題を抱えている人は注意が必要です。

ターダサナ(山のポーズ)

ターダサナは、胸を開き、呼吸を深めることで、ストレスを軽減する効果があります。また、脚の筋肉を強化することで、血流を改善する効果も期待できます。

シャバーサナ(死体のポーズ)

シャバーサナは、リラックス効果が非常に高いポーズで、ストレスを軽減する効果があります。また、呼吸を整えることで、自律神経のバランスを整えることができます。

以上のポーズは、高血圧の人にとっておすすめのポーズですが、個人差がありますので、医師の指導のもと、自分に合ったポーズを選ぶようにしてください。

高血圧の人は何分くらいヨガをしてもよいの?

高血圧の人がヨガをする時間は、個人差があります。まずは医師に相談し、自分の体力や症状に合わせて適切な時間を決めることが重要です。

一般的には、初めてヨガをする場合は、10分程度から始めて、徐々に時間を延ばしていくことがおすすめです。また、一度に長時間のヨガをするよりも、短時間でも定期的に行うことが大切です。

高血圧の人がヨガをする際には、血圧の状態に注意しながら行うようにし、無理をせずに行うことが重要です。体調が悪くなった場合は、すぐに医師に相談するようにしてください。

まとめ

高血圧の方もヨガをすることで血圧を下げる効果が期待される。

しかし負担があるポーズや呼吸法は血圧に対して逆効果、おすすめのポーズを確認して実践しよう。

最初は10分ほどで少しずつ始めることで安全に注意して行おう。

以上

この記事を書いた医師

しぎょう院長

Dr. 執行 秀彌(しぎょうひでや)

しぎょう循環器内科・内科・皮膚科・アレルギー科 院長
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医

日本循環器学会認定循環器専門医
大阪市立大学医学部を卒業後
国立循環器病研究センター病院や住友病院等を経て2020年4月に開業
最寄駅:JR立花(徒歩20分)および尼崎センタープール前(徒歩10分)

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